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愛する妻への手紙

最初の手紙から読んでください。http://familin2006.hatenadiary.jp/entry/2014/11/25/093359

57通目、愛する妻への手紙

妻へ

この一連の手紙の束に、「愛する妻への手紙」と名付け、ぼくの思考と感情を綴ってきました。

インターネットで検索しても、以前は全く出てこなかったのに、最近は同タイトルで検索すると上位に表示されるようです。アルゴリズムの妙でしょう。

ぼくが自分の思考と感情を整理する媒体に、なぜこのような形態を選んだのか。
なぜ、閉じられた日記やスマートフォンの中で完結させずに、わざわざ外から見られる可能性のあるところに、このような個人の内情を書いたのでしょうか。

外からの誰でも覗けるということは、あなたからも覗けるということです。あなたがぼくの内心を知ることは、ぼくにとって大きな不利であるはずなのに、なぜ。

もしかするとぼくは、ぼくの内心を知られてしまいたいという大きな欲求にかられているのではないでしょうか。
面と向かってあなたに告げる勇気はないけれど、どうにかしてあなたに知ってほしいという感情の表れなのではないでしょうか。自分が直接手を出さずにあなたを傷つけることを辞さない狡猾のなせるわざではないでしょうか。

ぼくはとてつもなく狡猾な自尊心でもって、自分とあなたをこうして世に晒し続けているのではないでしょうか。

もしかすると、そうなのではないでしょうか。