愛する妻への手紙

最初の手紙から読んでください。http://familin2006.hatenadiary.jp/entry/2014/11/25/093359

7通目20141129内心について

妻へ

今から書く内容は、あなたをより苦しめるかもしれません。
そもそも、あなたへの手紙にあなたを苦しめるだろう内容を書く必要はないでしょう。

ぼくのために書く内容を、あなたに押し付けるに過ぎません。

なぜそんなことをしなければならないかと言えば、ぼくにはここ以外に相談をできる先がないからです。

ぼくは、あなたたちと離れるかどうかを、誰にも相談せずに決めようと決めています。それは自死をする人間の決意の仕方に似ているかもしれません。止められるとわかっている決意を、わざわざ相談するときには止めてほしいからです。ぼくが決意をするときには、だから自分だけで決断しようと決意しているのです。

しかし、今のこの気持ち、苦しみは、誰かに共有しないともう持たないところまで来ているようにも思えます。ぼくのこれまでの人生において、そういった耐え難い悩みは、いつもその女性に引き受けてもらっていました。
その女性に、ときに声で、ときに文字で、自分の思いを掬い取ってもらうことは、ぼくを強い力で孤独から引き戻す効果を持っていました。

何が言いたいか伝わるでしょうか。

ぼくは今、この苦しみを伝える先をなくしているのです。

被害者ぶった言い方で申し訳ない。
何度も言うけど、ぼくはぼくの罪を本当に申し訳ないと思っています。自分で選んだみちにおいて、ましてや新しい命を預かる身において、自分の苦しみをなくすことを第一優先にするなど、あまりにも子どもじみた話です。それは本当に本当に申し訳ないと感じます。

たぶんだから、ぼくの決意は自死に似ているのだと思います。

この苦しみから逃れられるなら、社会的に死んでもいい。誰から憎まれてもかまわない。一方的でよい。そんな身勝手な感情が生まれつつあります。

せめて、この苦しみを誰かと分け合うことができるとよいのですが。

ぼくの人生は、人に話せない重大なことは、あまりにもその人に頼りすぎたのです。

あなたには、お詫びをするほかありません。
どんな結末になるかわからないけれど、少なくともその過程において、当初のぼくの決意とは程遠い状況にあなたを置いています。それは全てぼくの幼稚性が生み出してしまったことです。

ごめんなさい。